ゆるふわ日記

ゆるふわだよね。

五月病

 

 

私は五月病ではありません。五月病は完全に治癒しました。 私は五月病ではないのです。前述の通り、私は五月病ではありません。私を五月病だと言う人は、私の命を狙う暗殺者です。この間、交通事故で他人が死にました。あれも暗殺者の仕業です。しかし私は死にません。他人は死にますが、私は他人ではないため、死にません。暗殺者は私に悪夢を見せて、ビルの屋上から落とそうとしています。しかし今まで死んだことのある人間は全員他人なので、他人でない私は死にません。病気になった人間は必ず死にます。しかし私は死んだことがないので、当然五月病ではないのです。暗殺者の組織の人間はみんな死にます。私ではないからです。しかし組織の暗殺者たちは生き残るために私のクローンをたくさん生み出しています。遊園地のある部屋に入った時、たくさんの私が一斉に私を見つめてきました。私たちは私を殺そうという形相でした。私が私をにらみかえすと、私たちも私を一斉ににらみかえしてきました。私たちは私を殺そうとしています。私たちは私をどこまでも追いかけてきました。私を迷わせるために、たくさんの見えない壁で私を囲んでいました。たくさんの子どもたちがナイフで刺されました。あれも暗殺者の仕業です。彼らは私を狙っているのです。他人はナイフで刺されると、即座に絶命します。驚くべきことに、この世で起きた殺人事件では100パーセントの確率で人が死んでいます。恐ろしいことです。殺人事件の被害者は必ず死んでいるのです。しかし私は殺人事件に遭ったことはありません。従って死にません。今日も暗殺者は私を殺そうとします。私をベランダから落とそうとします。暗殺者は日に日に増殖し、他人はほとんど暗殺者になってしまいました。暗殺者は街で私を見ると私のことを睨みます。私の脳内を読み取ってきます。私のことを笑っています。みんな私の悪口を言っています。暗殺者は今日も私を線路に突き落とそうとします。