2018-01-01から1年間の記事一覧
酔っ払って家に帰ったとき、寝ている赤ん坊をあやしていたら床に落として殺してしまったのを思い出すと今でも笑いが止まらない。それから何故か家を追い出され路上生活になったが常に悪霊が耳元で殺せ殺せと囁いてくる。誰でもいいからひたすら殺せと。雪の…
きこえますか?わるいやつらにこいをじゃまされていますよ?こいのなやみがありますよ?だいすきなひとがいますけどわるいやつらからのこうしゅうはぱるすでんぱにじゃまされておもいがとどきませんよ??でもせんせいびょうきはなおりましたよにんげんがも…
知らない男に処女を捧げよ。女は暴力で黙らせろ。弱い奴から搾取しろ。約束なんか守るな。刃物で殺害しろ。アイドルたちが歌っていた曲の歌詞はそんな感じだった。コンサートのクライマックスではメンバー同士が殺し合いをしていた。観客たちは殺せ、ばらせ…
ある日森の中、くまさんに出会った。そうして私は死んだ。しかも不幸になった。上空から核爆弾が落ちてきてすごく痛い。木々に括りつられた無数の葉に遮られ縁ができていても、どこまでも続いていることが一目でわかるほど青い空に、大きなキノコ雲が打ち上…
家でひたすら酒を飲み続けていると、窓の外からピアノの音が聞こえてきた。聞いたことのあるような旋律。鼻歌をのせたくなるようなメロディ。鍵盤を押す繊細な動き。細くて白くて、それでいて力強い指の動きまで頭の中に浮かんでくる。私は一升瓶を片手に持…
きょうはこうえんに行きました。あんまりおぼえてないけどさむかったです。おじいさんがいました。おじいさんなのでもうすぐ死ぬと思ったのでかわいそうだなあと思いました。アリさんをたくさんつぶしてあそびました。楽しかったです。バッタをペットボトル…
今日の夢での魔術では、雪灯籠がそこら中。月明かりに突き当たり、月夜烏もお祭り騒ぎ。夜顔夕顔夜会草、森羅万象雪の下。鎧を纏った雪解けの、革命家の群れが燃え盛る。 二月二十八日のこと、私は、もしくは彼女は、堕落したマルセイエーズと朽ち果てた讚美…
雪が降っていたので老婆を撲殺した。ところで、コンビニに美しい女性がいた。しかし、全く関わることはなく私はそのまま死んでいった…… ───第二章─── 死んでから、壁の穴が恋人になった。ある日、通行人に唾を吐き続けていると、突然ヤバくなって死んだ。せ…